正味収入保険料が増加中

損害保険の世界では、一般の企業でいうところの売上にあたる保険事業運営のバロメーターとして、「正味収入保険料」という用語が使われており、自動車保険業界でいうと、任意保険だけで約4兆円の規模となっています。
これは、損害保険会社が加入者から受け取る保険料の中から積立保険料を除いたものに対して、他の損害保険会社から再保険を受けた時に受け取る保険料を加え、逆に再保険に出した時に支払う保険料を差し引いた金額のことをいいます。
しかしながら、いくら売上が一定の規模を確保しているとはいっても、保険業界の現状はなかなか厳しいものがあります。よくいわれていることですが、我が国は人口減少という大きな流れの中で少子・高齢化を迎えているため、保険料を負担してくれるはずの若者の新規の保険加入が望めない反面、若者にくらべて注意力が散漫になり、大きな人身事故などを起こすリスクの高い高齢者のドライバーは増える一方で、保険料と保険金という収支のバランスが崩れつつあるためです。
そのなかでも従来の代理店型ではなく、ネットなどで直接契約するタイプのダイレクト型の保険は年々着実に売上を伸ばしており、業界全体のシェアとしてはまだ1割未満ですが、今後の大きな伸びが期待できるところです。

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